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教科書を授業に利用する

教科書から抜粋引用し、塾のテキストとして利用したいのですが、著作権等の問題が発生するでしょうか?

塾や教室の場合は、使用料を支払わなくてはなりません。

先頃、某進学塾が10年間にわたり、教科書を無断で複写しテキストとして利用していたことが明らかになり問題になりましたが、これは著作権法に抵触する可能性が高いと言わざるをえません。著作権法第35条では、「学校その他教育機関において、授業で使用することを目的として、必要と認められる限度で公表された著作物を複製することができる」とされています。

ただし、ここでいう教育機関とは、小中高校、大学などのことで、営利を目的とする学習塾や学習教室は除かれます。よって、塾や教室の指導に著作物を複写して用いたりする場合には、著作権者の了解を取り、使用料を支払わなければなりません。教科書の著作権は「教学図書協会」が教科書会社より受託管理しており、教学図書協会に利用申請を行い、使用料を支払うという手続きになります。

著作権法第35条の適用される機関

事項 条件 内容
学校その他の教育機関 組織的・継続的教育活動を営む教育機関であって、営利を目的としないもの 文部科学省が教育機関として定めるところ、およびこれに準ずるところ

例)幼稚園、小中高校、中等教育学校、大学、短期大学、大学院、高等専門学校、盲学校、聾学校、養護学校、専修学校、看護学校などの各種学校、大学校、保育所
社会教育においては、上記教育機関と同等の年間教育計画を有するところ
× 営利目的の予備校、私塾、カルチャースクール、営利企業の社員研修など
× 学校開放などで教育機関以外の者が単に場所として学校を使用している場合

「学校その他の教育機関における著作物の複製に関する著作権法第35条ガイドライン」(著作権法第35条ガイドライン協議会)より

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