塾業界コラム

一流講師の条件とは<私塾界調べ>

選ばれる塾の条件とは~

私塾界による業界コラム。今回は2011年2月に全国私塾情報センターが独自で行っ たアンケートより、選ばれる塾の条件を探ります。

「子どもに通わせる塾」に関する意識調査の結果(全国私塾情報センター調べ)

■母集団は3歳~中3生の子どもを持つ全国の母親500人/WEB調査/調査期間2011年2月25日〜3月2日

○通塾をしている(いた)割合

■以下の母集団は子どもを通塾させている、あるいは通塾させた経験のある全国の母親 153名

○塾を知ったきっかけ

お子様が通う(通っていた)学習塾を知ったきっかけは何ですか?複数通われた経験があ る場合は、最近通っていた塾についてお聞かせください。また、お子様を二人以上お持ち の方は、「一番上のお子様」についてお答えください。(単一回答)

○通塾を決めた理由

お子様が通う(通っていた)学習塾を決めた一番の理由は何ですか?複数通われた経験 がある場合は、最近通っていた塾についてお聞かせください。また、お子様を二人以上お 持ちの方は、「一番上のお子様」についてお答えください。(単一回答)

○通塾によって成績が上がったと感じたか

学習塾に通ったおかげでお子様の成績は上がったと思いますか?複数通われた経験があ る場合は、最近通っていた塾についてお聞かせください。また、お子様を二人以上お持ち の方は、「一番上のお子様」についてお答えください。(単一回答)

決め手は「近い」「進学実績」「料金」

全国私塾情報センターが主催する恒例の「2011春季 全国縦断学習塾経営セミナー」の今年のメインテーマは「回帰せよ!! 集客の原点に──保護者の目線から」を掲げた。

経営が順風満帆な際は、面白そうなアイデアを見つけて、ドンドン進めていくのもいい。だが、少子化に加え、現在の景気低迷期、そして東日本では未曾有の大震災という逆風逆巻く中だけに、初心に帰り、しっかりと足元を見つめ直すことが上策であろう。

その一環として、全国私塾情報センター(※以下、私塾界)では、全国の母親に向けて「子どもに通わせる塾」に関する意識調査を実施した。調査は、3歳の幼児〜中学3年生の子どもを持つ母親500人に対して、インターネットを使い、「子どもが通っている塾」ならびに、「通っていた塾」について。調査機関は2011年2月25日〜3月2日の1週間。塾に通っている親を対象にしているが、回答の割合が一番多いのは中学生の親が68.6%。次いで小学校高学年の親が47.6%となっている。

結果をみると、塾を決めた理由として最も多かったのは、「家が近いから」が26.1%、次いで「有名中学、高校への合格実績が高かったから」が13.1%、「面倒見がよさそうだから」「成績が上がりそうだから」「料金が手ごろだったから」がそれぞれ11.8%となった。

これを保護者の近年の傾向を探る上で、2005年──今から約6年前にベネッセの教育サイト「教育発見隊」が05年の夏に行ったweb調査(有効回答者992人)と比較してみよう。

2005年のベネッセの調査を見ると、「家から近い」は、今回の私塾界の調査と同様、57.9%で、ダントツにトップ。次いで、私塾界の調査で2位だった合格実績にあたる「有名校への進学者が多いから」は、16.2%で全体の8位。「面倒見の良さ」にあたる3位の「講師の先生が熱心だから」は、34.2%で2位だった。成績に関する項目としては、「進学のための学力がつくから」「学力がつくから」のふたつが該当するかと思われるが、順に33.6%、30.3%で、3位・4位と上位を占め、合わせると、63.9%とトップとなる。次いで、「授業料が安い」は、2005年では15.0%の10位。

ベネッセのweb調査は、3つまでの複数回答ということでもあり、このふたつの調査を比較するのは乱暴ではあるが、ざっくり見るだけで、おもしろいことがわかる。

ひとつは、料金について。

今回、私塾界で行った調査では、単一回答であるにもかかわらず、3位と上位に入っている。が、ベネッセの調査では複数回答にもかかわらず、15.0%と私塾界の調査とほぼパーセントの数値が変わらない。かつ動機は10位。

このことからは、料金設定が、保護者の塾選びの中で、より強い動機になっていることがうかがえる。考えられる要因は、やはり景気の影響であろう。景気低迷期の今、料金設定については、各社かなり知恵を絞る必要があるといえる。

次に目を惹くのが、「進学実績」への評価の高さ。

こちらも前述の料金と同様、今回の調査では2位と、塾選びの強い動機となっていたが、2005年は複数回答にもかかわらず、8位であった。これは、調査を行った対象が中学生を抱える親であるのか、小学生を抱える親であるのか、その割合も影響してくるところではあるが、景気低迷期で、全体的に習い事への出費を控える傾向がある中、より目に見える効果をもって、塾選びを行っている表れだとみてとれるのではないだろうか。

「家から近いこと」は、いずれの調査でもトップであり、保護者の塾選びの主要な理由となっていることは間違いないだろう。

「近い」「進学実績」「料金」

近年の保護者の塾選びは、この3つをキーワードとして、引き続き動向を探ってみたいと思う。

文責:私塾界/全国私塾情報センター 副社長 山田未知之

プロフィール

山田未知之(やまだみちゆき)

私塾界/全国私塾情報センター 副社長

1977年、埼玉県生まれ。2010年より塾業界唯一の情報誌『月刊私塾界』を発行する株式会社私塾界の副社長を務める。同社は、1981年の創刊以来、全国の学習塾経営のサポート役として経営情報の提供やセミナーの開催、コンサルティング業務や進学資料の提供などを行っている。2011年には、わが子に合った塾選びのための情報サイト『塾図鑑』を立ち上げるため、バウンス株式会社を設立した。

ホームページ http://www.shijyukukai.jp/

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